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手術支援ロボット「ダヴィンチ」

 当院では、2013年12月に高知県内で2施設目となるロボット支援下手術用器械「ダヴィンチ Si」を導入し、泌尿器科領域や消化器外科領域の手術を実施してきました。2021年1月からは2代目となる最新機種「ダヴィンチ X」へ更新したことにより、これまでよりも手術時間の短縮や安全な手術に貢献できるようになります。
 
 

ダヴィンチ サージカルシステム および ダヴィンチ手術の概要

<ダヴィンチ サージカルシステムとは>

 ダヴィンチ サージカルシステム(以下ダヴィンチ)は、「ロボット」、「コンピューター」、「光学」の各技術を応用して、 外科医が行う低侵襲手術を支援する医療機器です。高倍率 3D HD 技術、専用インストゥルメント(鉗子)、 コンピューターソフトウェアの搭載により、術者は鮮明な視野の元でインストゥルメントを操作することでより精緻な手術を行うことができます。

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 高倍率 3D HD 手術画像により、術者が覗き込むモニターには立体的な術野の拡大画像が鮮明に映しだされます。また、ダヴィンチの専用インストゥルメントは人間の手よりも大きな可動域を持つため、低侵襲アプローチで より複雑かつ繊細な動きを要する手術を可能にします。さらに、搭載されているソフトウェアが術者の手ぶれも補正するため、より安定した自然な動きで手術を行うことが可能です。ダヴィンチは執刀医の手の動きを再現するもので、機械が勝手に作動することはありません。外科医がダヴィンチを操作すると、システムは外科医の手の動きを患者様の体内にあるインストゥルメントを経由して、より細かく精緻な動きに変換します。
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 当院では以下の領域でダヴィンチによる低侵襲ロボット支援手術を行っています。
・泌尿器科(前立腺・腎)
・消化器外科(胃・直腸)
・呼吸器外科(肺・縦隔)

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<ダヴィンチによる手術の概要>
 ダヴィンチによる手術のために患者さんの身体にできる切開部は、開腹、開胸手術の切開部に比べて小さいため、低侵襲手術と見なされています。また、ダヴィンチによる手術に関する研究では、開腹手術に比べて以下の利点があることが示されています。

・入院期間の短縮
・出血の抑制
・合併症リスクの低減
・鎮痛剤投与量の低減
・より早い回復
・切開部が小さく傷痕を最小限に抑えられる

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