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神経内視鏡手術

内視鏡は胃カメラなどでおなじみですが、脳神経外科領域で行われる内視鏡手術を「神経内視鏡手術」と呼びます。

脳の中の脳室という液体で満たされたスペースでの病変観察に最も適しています。脳内血腫や腫瘍の内部観察、顕微鏡では観察が難しい深部の病態も対象となります。
内視鏡下脳内血腫除去術

内視鏡下脳内血腫除去術

脳出血は、一度発症すれば何らかの機能に障害をきたします。脳は頭蓋骨で閉鎖された空間のため、一定量を超える出血がおこると正常な脳組織が圧迫され、場合によっては致命的となってしまうため、手術による血腫除去が必要になることは少なくありません。

従来は広い視野を得るために、大きく脳を開いていましたが(図1)、このような手術自体による脳への侵襲を最小限とするべく、近年は内視鏡下に血腫除去が行われるようになりました(図2)。
※ハイブリッド脳神経外科医師
脳血管障害の治療において、その低侵襲性から近年注目されている血管内治療(カテーテル治療)と、従来から行われている確実性の高い直達手術(顕微鏡手術)、どちらも一定のレベルで使い分けることのできる医師のことをハイブリッド脳神経外科医と呼びます。両方の治療の特性、利点、欠点を知ることで偏った見方ではなく、患者さまの状態や病態に即した最善の治療方針を提供できる存在としてその必要性が高まっています。

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