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肺がんダヴィンチ手術のご案内(こうちクロスvol.80より)

 
 
 
当院には呼吸器外科専門医が3名在籍しています。患者さんの要望に少しでも応えられるよう話を良く聞いたうえで病気や治療方法の説明をさせていただきます。患者さんに安心して治療に専念していただけるよう精度の高い手術を提供いたします。

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高知赤十字病院 呼吸器外科の強み

当院は高知市中心部の地理的に恵まれた環境にあり、各診療科の医師はもちろん、麻酔科、集中治療部の専門領域の精鋭医師がICUでスタッフと共に全身管理を行っています。また、大血管と癒着のある腫瘍には心臓血管外科の医師と共に行える拡大手術も選択できます。

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ダヴィンチ手術ってなに?

ダヴィンチ(ロボット支援)手術とは、上の写真のような器械を患者様と離れた操作装置でロボット鉗子を操作し繊細な手術を行う手技です。
2018年から日本では保険収載になりましたが、米国では約20年ほど前から始まり、歴史的には確立した手技となっています。

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肺がんの手術ってどんなことするの?

心臓と肺の血管はつながっていて、肺の血管を丁寧に処理し、気管支を処理して肺を切除します。
胸腔の中で袋に入れて、肋骨の間から取り出します。

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「ダヴィンチ」の魅力とは?

患者さんに優しい内視鏡下手術の特徴を生かし、患者さん、医療従事者ともに負担が少なく手術を行うことのできる内視鏡下手術支援ロボット」「ダヴィンチ」。低侵襲治療により早期の社会復帰をサポートします。

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この手術、どんなところがいいの?

ロボットの手は人間が操作しますが,ブレがなく安定しています.鉗子の関節が多いので,繊細な操作を可能にします.
3Dの視野で立体的な視野で手術できます.
 
鉗子の操作性の向上(直感的で柔軟な動き)
モーションスケーリングといって、術者の手の動きは鉗子先に1/3に縮小して伝えられるため細かな精密な操作が可能です。また手ぶれ補正装置も付いています。
 
鉗子の先に関節があり自由に動く
専用鉗子であるエンドリストは、従来の胸腔鏡、腹腔鏡手術の鉗子の自由度に加えて、体腔内における手首の動きを加えて自由度を実現しています。そのため骨盤奥の狭い術野でも鉗子が自由に動きます。
 
高解像度3D画像
内視鏡に両目のレンズがあるため本当の意味の3D映像が表示されます。拡大視野で骨盤の奥まで観察することが可能で、組織の細かい構造まで明瞭に見ることができます。

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呼吸器チームの考え方

手術は術者一人では遂行できません。看護師や臨床工学技士といった手術室スタッフの協力により良い手術を患者さんに提供しています。
呼吸器内科医、呼吸器外科医はもとより、看護師や栄養士、理学療法士や薬剤師といった医療スタッフがそれぞれの専門性を発揮し連携し、補完しあいながら患者さんのその人らしい治療後の生活を実現するためにチームで治療にあたっています。
当院にはこのような環境が整っております。この環境に感謝し、我々医師が学んできた知識や技術を患者さんに届けることができれば嬉しいと考えております。

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検診発見やフォローアップの患者様の画像で気になる点などございましたら、お気軽にご相談ください。地域連携室経由はもちろん、呼吸器外科への直接ご紹介でも対応させていただきますのでお気軽にご連絡お願いします。

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